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イタ飯でもパスタ店でもなく

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お店の自己紹介


お店の自己紹介

イタリア料理店でもパスタ店でもなく


カサリンガはスパゲティー専門店です。イタリア料理店でもパスタ店でもありません。
イタリア料理とは食前酒、前菜、第一主菜、第二主菜、副菜、デザート、エスプレッソ、食後酒を長時間かけて楽しむ食文化を起源にしています。
また、パスタとはラビオリやペンネをはじめ10種類の麺類を使った料理で、スープや焼き物や煮物なども含めた数々の料理全般をさしています。
イタリアもパスタもその世界は広く、尾道の路地の中の小さな厨房には手に余る食文化です。カサリンガは、それらを扱うお店ではなく日本人の大好きなスパゲティーを専門に調理する店なのです。

私たちにとってスパゲティーとは


カサリンガはスパゲティー専門店ですが、味付けは洋食に限ったものではありません。そもそもスパゲティーはイタリア料理の前菜ですが、私たち日本人にとっては体型的にも、その親しまれ方からみても主食としてのつきあいが適しています。
日本人は世界の食文化を自分たちに引き寄せて最適化してきました。同じようにスパゲティーも和風スパゲティーブームをきっかけに日本ナイズを果たしてきました。カサリンガが作るのは食感と風味を日本人に最適化したスパゲティーです。

メインディッシュスパゲティーの期待値


日本人が親しんできたのは ご飯+おかず という構成の食事です。
濃厚な風味と多彩な食感のおかずと、安定した淡白な味わいのごはんを交互に食べる食文化の私たちの期待する食事は、味わいと食感の濃淡です。
その期待感を一皿に込めるために創ったレシピと手際がカサリンガの小さな自慢です。イタ飯屋さんやパスタ店さんのメニューの1ページにあるスパゲティーもすばらしいと思いますが、それとは込めた熱量も切り口も違う料理だと考えています。

踊るスパゲティーと味と香りを含んだ空気


噛んだ時やさしい反発力で口の中で踊るよう最適に茹でたスパゲティー麺と、ごはんのおかずとしても楽しめる水準の充実感豊かな味付けのソースやリズミカルな食感の素材をお出しする直前に混ざりすぎないリズムであわせています。

SNS用の写真を撮影される場合はできる限り手早く撮影を終え、早めに食べ始めてください。テーブルにお持ちしたあと1秒ごとに風味をため込んだ空気の質と量は変化していきます。

うけつぐ


尾道でチェックというグループ店を経営していた創業者 佐藤和則が、尾道のためのスパゲティー屋を作りたいと思いたち1987年に開店したのがカサリンガです。その息子である今のシェフは原宿スパゴの修行やヨーロッパ食べ歩き旅等を経てそのあとを継ぎました。和風中心だった最初のカサリンガをベースにワインやチーズの要素を一歩深掘りしたカサリンガ・ドゥターブルとしてリニューアルして今に至ります。先日、現シェフの息子が小学校で将来の夢はスパゲティー屋さんになることと書いてくれたようです。まだまだどうなるかわかりませんが、今のお客様のお子さんやそのお子さんまで愛されるカサリンガでありたいと思います。